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散文

パン・パパン

2022.01.29

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ブラウンシュガーのアイシングがたっぷりかかったデニッシュに広大な幸せを感じたとある朝。

久しぶりに大好きな先輩に会いました。

お下がりのお洋服を受け取るために。

 

 

先輩からは今までたくさんお下がりをいただいてたくさんたくさん着潰してきたのですが、今回「おさがりボックスこれだよ~」と言われて見せられた洋服の量は普段の3分の1ほどで、おこがましくも拍子抜け。

「あれ?今回すくないですね(図々しい)

 と聞くと

「新しく洋服を買うっていうのがなんか違うって感じがするんだよねえ」と。

わたしはもともとそんなにたくさん洋服を消費するタイプではないので、近しくなった価値感覚に喜びつつも、これから洋服はちゃんと自分で買いに行こうとオトナへのステップを登る覚悟もいたしました。

 

 

SDGsをファッション業界がファッションムーブメントのひとつとして提唱してい るここしばらくの様子からも、先輩をはじめとした今までのファッショニスタたちの言動からも、"ファッション"という言葉の概念がどんどん変わっていくの だろうなぁという印象を受けています。

 

 

 

いままでわたしは、

「ファッションに興味がない」という言葉から"もっと大切にするべきことを知っている"とか"そんな風に着飾ることで鎧を纏わなくても大丈夫"と言ったサブテキストを読み取れることが多いように感じてきました。

 

自分としても((その時間に本を読みたい))とか((その判断力を他のことに使いたい))とか思って「服にはあんまり興味がない」と発言したことがありました。

 

 

けれどもしかしたら、これからの時代に「ファッションに興味がない」と言ってファストファッションを次から次へと消費していくという行為は

 

(((これからの地球に興味がない)))

 

と言っているのと同じことになっていくのではないのだろうか。

 

 

 

安価で質の良い商品があるということは、どこかに絶対皺寄せがあるよなぁと思います。労働環境や環境問題のことを蔑ろにしてまで、安価に良いものを着たいとはどうしたって思い難い。。。

この考えが広くマジョリティーになった時についに「ファッションに興味がない」という言葉は(((これからの地球に興味がない)))という意味になっていくのだろうなぁ。。。

 

だからグッズのTシャツは受注生産です。誰がなんと言おうと受注生産!ちゃんと最後まで着潰してください!

そしていらなくなったら誰かにあげるか雑巾としてリメイクしてください!

 

 

フランスでは最近売れ残った新品の衣類を企業が焼却や埋め立てによって廃棄することを禁止する規制が施行されたりもしていて、ファッション業界の産業廃棄物の量が問題視されています。

そんなことを鑑みると、新しく自分で買うときも状態の良い古着を探すところから始めてみなくてはなぁという気持ちにさせられる。

 

 

先輩のお下がりってお守りみたいで大好きなので、そんな文化も自分の周りに継承しつつ、お洋服との付き合い方を改めて考える段階に来ているなぁと思い起こされた朝の出来事でした。。

 

 

(全然パンの話してない)

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