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散文

おさめておさめて

2023.12.29

仕事納め。
不思議なのですが、わたしはなぜか年末の仕事終わりに花束をいただくことが多くて、それは例外なく今年も。神様の粋な計らいでしょうか。
仕事納めの帰り道を花束と歩くのがたまらなく好きだと感じてたから、嬉しい。

終わりよければすべてよし。
いろんなことがあったけど、結局はそれに尽きる。


切り花が好きだ。
儚くて、甘やかで、ストイックで、寂しそうで。
花屋で売られているのを見ると、胸の奥がきゅっとすると同時に、花束を買いたい気持ちが抑えきれない衝動として湧き上がる。
矛盾してるのに尊いような、この感覚が好きだし、そんな自分が少し恥ずかしい。
自分で買う時はそんな葛藤を携えている花束だけど、他人からもらうと純粋に嬉しいのもまた恥ずかしい。甘い香りに包まれて、ただただ嬉しくて甘やかされる。
業だなあ。
苦くて甘いこの痛み。
そんなことを考えていたら、花たちの香りが優しくて繊細な小さな悲鳴が聞こえて、その後歌に変わっていった。今日も大切に抱きしめて帰るからね。





12月は散文の更新にすらあくせくしてしまうほどの日々で、いつも読んでくれている皆さまからすると「あれ?」って驚くような日も多々ありましたよね。
自分でも読み返すと驚くような言葉ばかりでした。
我ながらよく走ったなと思う下半期でした。
想定外のこともたくさんあったけど、まずはここまで走ったことにバンザイしたい!
そして共に駆け抜けてくれた大好きなマネージャーさんや大好きなデスクさんにハグしたい!ありがとうが止まらない!
そんな気持ちです。

いつでもニコニコわくわくとお仕事をしてくださるお2人に尊敬と感謝が止まらない。2人がいなかったら私、お仕事できなかった。仕事だけじゃなく、人としてのわたしも。二人がいなければ立ち行かなくなっていたかも。
今年もたくさんありがとうございました。

そして何より、こうしてたくさんの創作に参加できるのは、応援してくださっている皆様のおかげです。皆様の応援のおかげでここにいるんだ、と実感することが、いつにも増して多く、感謝が止まらない一年でした。
これからも、わたしらしく、気まぐれで弾けた作品を楽しんでいただけるように努めます。
いつもありがとう。


この年末年始で深呼吸をし、わたしらしさを取り戻して帰ってこようと思います。


燦々たる日々爛漫に
明日もよい日になりますように

2023年、さようなら

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